2012年3月31日土曜日

旨味の妙 ―白つぶゴルゴンゾーラ和え―

「つぶとゴルゴンゾーラ?」
初めて見たお客さんは、だいだいそう言います。

実際自分もそう思いながら、口にしてみました。
「あれ?」と思う不思議な感覚。

潮の香りをゴルゴンゾーラが丸く閉じ込めているのですが、噛んでいくと徐々につぶの味が染み出してくる。
そんな感じでしょうか。

じんわりと混じり合った旨味というか、不思議な美味しさの一品です。

2012年3月25日日曜日

一足先に春の香り ―こごみのごま和え―

3月になると、メニューにも山菜の名前が見られるようになります。
時期的に栽培ものにはなりますが、それでも春の訪れを感じられて素直に嬉しい。

山菜の中ではあまりアクが強くなく、身近な存在のこごみ。
胡麻や油との相性がとってもいい山菜です。
本州では5月の連休辺りに出ていた記憶があるので、山菜の走りに出てくると少し不思議な感じがします。

ごごみの青臭さに、胡麻の風味が加わると、口の中に春の味が豊かに膨らんできます。
これからは、山菜が次々に出てくることを、想像するだけで楽しくなってきますね。

2012年3月19日月曜日

鰻とどちらがお好きですか ―穴子の白焼き―

とっても疲れている時って、なぜか穴子を食べたくなりませんか。
精のつくものと言えば昔からうなぎですが、穴子は食べた瞬間からエネルギーに変わるような、そんなイメージ。

普段は、定番のメニューとして穴子の天ぷらがありますが、白焼きがあると迷わず「白焼き!」と言ってしまいます。

ふっくらとして、さらにプリプリした穴子にきれいに焦げ目がついていると、それだけで食欲が出てきます。
最初は穴子の味だけを楽しんで、それからはお好みでわさびと醤油をかけてみましょうか。

身体の隅々まで効いていくのがわかります。
思わず笑みがこぼれてしまう、そんな美味しさですね。

2012年3月17日土曜日

第72回 吟醸酒会がありました

2月25日土曜日、今年最初の吟醸酒会がありました。
今回は参加者が12名と少なかったので、人数分の四合瓶が並ぶという会となりました。

12本のお酒を見ると、いつもより豪華なラインナップ。
すでに廃業になった蔵のお酒が出るなど、個性的なお酒ばかりでした。


・「北の錦」(栗山)大吟醸 金賞受賞酒 16BY
・「千歳鶴」(札幌)大吟醸 金賞受賞酒 17BY
・「雪の花」(小樽)大吟醸 雫生酒 15BY
・「十四代」(山形)純米大吟醸 龍泉
・「根知男山」(新潟)純米吟醸 nechi 18BY
・「磯自慢」(静岡)純米吟醸 中取り 23BY
・「磯自慢」(静岡)愛山純米大吟醸 中取り 23BY
・「義侠」(愛知)特栽60% 17BY
・「天狗舞」(石川)真精純米大吟醸 純吟 22BY
・「早瀬浦」(福井)特吟 18BY
・「梵」(福井)純米大吟醸 超吟 17BY
・「美丈夫」(高知)大吟醸 金賞受賞酒 21BY


料理も盛りだくさん、満足度の高い会でした。

次回は4月7日(土)の「伯楽星の会」です。
こちらは満席となっております。